プラ外し作戦！

ケリー強いなぁ！
しかし、サーフィンの試合ってライブで見るかぎりますね！
試合を面白くしてるのって、ベスト2ウェーブで時間に限りがあるから、
見ていて緊張感があって楽しい！マンオンマンだと駆け引きが尚楽しい！
スポーツ観戦ってみんなそうだけど、結果知ってて見ると面白さ半減だからね。

ケリーのマンオンマンでの対戦見てるといつも思うんだけど、 対戦相手がケリーとのヒートだと点数低い！
これって？？

ケリーのライディング自体が素晴らしく、対戦相手のライディングが見劣りする？
帝王ってことで、ケリーのオーラに負けて萎縮して良いライディングが出来ない？
ケリー自身ヒートの駆け引きの中で、相手に相当な威圧感を与えている？


どれも当てはまるとは思うのですが、
今回見ていて思ったことは、
結局、駆け引きの一部かもしれないけど、
相手に良い波を乗らせない？と言うより、クソ波を乗らせるのが得意かと！
プライオリティを外すのが、すご〜く上手いんでは？

ケリーがプライオリティ持っていないときに、
セット程じゃないミドル付近の波で、 相手に近づいて乗らせちゃうんだよね。
「ほら、この波乗らないと俺乗っちゃうよ！」
「俺が乗ったら6ポイントは出ちゃうよ！そしたら逆転だよ！」と言わんばかり。



相手がその作戦に乗って来ないときは、
ケリー自身が乗って行くんだけど、
距離を乗らないで近くでビッグエアーをするわけですよ。
成功すれば高得点、失敗しても直ぐにピークに戻れるし、、、
ケリーの頭の中だと
「こいつはこの波だと、せいぜい5点止まり」「こいつはチョロイから4点位」 とかインプットされてるに違いない。

前回のフランスだと、あのサイズでエアーするわけにも行かず、
チューブで潰されると、ゲットに時間がかかるから、
じっくり待ったミックにやられた。
ミック位何度も対戦していると、多分、その手は食わないと言わんばかりなのだろう、、、



けど、今回ポルトガルは、そこら辺をさんざん経験したトップ達が早々敗退したので、 みんな作戦にやられていました！

笑ったのがクリスデビッドソンとのヒートで、残り3分。
ケリーがリードしているが、
ダィボが逆転に必要なのは5点代。
セットさえ乗れば逆転可能なポイント。
しかもセット間は3分に2本位でプライオリティをダィボが持ってる。


ダィボにしたら、あとはプライオリティを利用して、ケリーにセットさえ乗せなければ、
終了ギリギリに入ってくるセットに自分が乗って6点代を出して、
帝王を破れる！って、

ところが、どっこい！（古） プライオリティを持たないケリーが例の作戦に出た！
プラ外し作戦！（老眼だとブラ外しに見えるww）


ダィボにしたら、ケリーがあの波に乗っていってくれたから、
よっしゃ！と思ったに違いない。
「いくらケリーでも、あの波じゃ高得点は出ないだろう！」
多分、ダィボもそこら辺を警戒して乗らなかったのだろう。




ところが、またまたどっこい！（古）
少し小さめのミドルの波をケリーに乗らせてしまったら、
ノーグラブの高さのある見事なサブロクエアー(アリー・ループ360と言うらしい)で、 完璧に着地したモンだからたまらない。
あの波をダィボが乗っても5点は出ないだろう。



あの波で9.33を出されたら敬礼するしかないよね。
「おっさん！V10達成して早く引退して〜」
ホント、ダィボの気持ち察します。（笑）